20年前、出張で訪れたネパールの山の中。私の目に飛び込んできたのは一面に広がる真っ白な蕎麦の花畑でした。
八女市から送られたというその小さな種がしっかりと異国の地に根付き、可憐な花を咲かせているその光景に、『私がやりたいのはこれだ！』と胸が震えました。

私自身が、九州の一次産業の縁の下の下の力持ちとなり、いつの日か九州の食材で世界の人々を感動させたい、そう思いました。
時は流れ、会社を立ち上げた現在は、九州の素晴らしい食材を国内外の五つ星ホテルや飲食店に卸しています。

また、生産者の皆様とお話しするたびに、昨今の飼料高騰、畜水産業を取り巻く環境の激変への対応が急務である、とも考えます。
全ての解決策とはなりませんが、弊社ではフルボ酸鉄を活用した飼料の研究を佐賀大学、熊本県立大学と共同研究させていただいております。

山の恵みが田畑や海を豊かにしたように、フルボ酸鉄で動物や魚を健康に育てる研究にも日々取り組んでおります。

九州から世界へ。
この想いを胸に、日々精進してまいります。